双無しの人形
顔の美醜がすべてを決める世界で、生まれつき顔を持たない少女が、仮面を被った人形師と出会って自分の顔を取り戻す旅に出るダークファンタジーな話。
顔の美醜ですべてが決まってしまうという、なかなかにエグい世界観がまず魅力的。生まれつき「顔」を持たない少女と、仮面を被った人形師が出会うことで物語が動き出すんだけど、この2人の奇妙な関係性と、それぞれの思惑が絡み合っていくロードムービー的な展開にぐいぐい引き込まれる。
ダークでどこか退廃的な雰囲気が漂う作画がとにかく美しくて、人形や仮面のデザインもセンス抜群。顔がないからこそ、少女の感情がどう表現されるのか、仕草や演出の細やかさに思わず見入ってしまう作品。ダークファンタジー特有の美しくも残酷な世界観が好きな人には、たまらない魅力が詰まっていると思う。
双無しの人形