大量毒殺事件の犯人として死刑判決を受けた父親の冤罪を信じる主人公が、事件直前の過去へタイムスリップして真相究明と未来の改変に奔走するクライムサスペンス。

テセウスの船

北海道の小さな村で起きた毒殺事件の真相を暴くため、事件直前の過去へタイムスリップした息子の戦いを描いたクライムサスペンス。

死刑判決を受けた警察官の父親の無実を信じる主人公・田村心が、28年の時を超えて事件直前の1989年へと飛ばされる導入から一気に引き込まれる。過去に戻って真実を突き止め、悲劇を回避しようと奔走する展開は緊迫感の連続で、誰が本当の犯人なのかという謎解きのスリルがたまらない。実写ドラマ化されたのも納得の完成度で、二転三転する濃密なサスペンスを一気に読み進めたくなる作品。