天才柳沢教授の生活
赤信号は絶対に渡らず毎朝5時に起床する、超規則的でマイペースな経済学部教授のちょっと不思議で温かい日常を描いたお話
頑ななまでにルールを遵守して、一見すると偏屈でめんどくさそうな教授なんだけど、不思議と嫌な感じが全くしない。むしろ、そのブレない生き方がだんだん愛おしくなってくる。自分は基本、効率重視でせっかちだから、教授みたいな人が身近にいたら最初はイライラしちゃうかもしれない。でも、この作品を読んでいると、自分の生き急いでいる日常がちょっとバカバカしく思えてくる。
教授の超マイペースな行動が、周囲の人間をじわじわと巻き込んで、なぜかみんなを温かい気持ちにしていく様子がすごくいい。個人的には、教授が淡々と散歩したり、独自の論理で人と接したりする何気ないエピソードが大好き。忙しい毎日にちょっと疲れたときに読むと、すごく心が軽くなる。
天才柳沢教授の生活